結納のいろは

結納のお品一つ一つに、様々な思いや願いが込められています。
当店の結納品セット「老松」を例にご説明します。


 
■「老松」7品セット    ※通常「目録」は品目数に数えません

 松  (小袖料・こそでりょう)
 本来、結納は小袖、帯地、羽織、袴、袴地など物品で贈答されていましたが、現在ではほとんど金子(きんす)をもって代行されます。「小袖料」、「帯地料」、男性へは「袴料」、「袴地料」と称されます。この「小袖料」の金封は松の下または前に飾ります。
 松飾りは、「常盤に変わらぬ緑、枯れ落ちても二葉づれ」という意味を表しています。



 竹  (家内喜多留・やなぎだる)
 古代納采に用いる場合、「やなぎだる」と称し、「家内来たる」という意味を表しました。ですので、男性へ差し上げる場合は「柳樽料」となります。この「家内喜多留」の金封は、竹の下または前に飾ります。
 竹飾りは、竹葉(酒=ささ)に通じ、節度ある真直ぐな成長を願うという意味を表しています。



 梅  (松魚料・まつうおりょう・かつおりょう)
 松魚は鰹節の別名であり、「松魚」=「まつうお」=「待つ夫」と転じ、「家内来たる」と「待つ夫」と対にしての言葉で、納采の肴として用います。
 梅飾りは、寒中に耐え、春に先駆けて開花することから使われています。



 熨 斗  (鶴・のし)
 熨斗は鮑貝の肉を長く伸ばしたもので、「長く伸ばし」=「延命」に通じ、長生不老を意味し、愚雑俎によれば「他家に品を贈るに熨斗を添えることは、足利時代より武家の礼として始まる」とあり、室町時代より現在に至ったようです。
 鶴は千年の齢を保つと考えられ飾られます。最近ではビニールで代用されることもある熨斗ですが、当店では本あわび熨斗を使用しております。



 寿恵廣  (亀・すえひろ)
 末廣の如く要を一にして、相互の愛情を育みつつ、永遠に末廣がりの繁栄、発展を願う意味があります。
 亀は万年の齢を保つと考えられ飾られます。当店では一対の末広(扇子)をお付けしております。



 ゆびわ飾り  
 月桂冠を模した水引飾りでお作りしています。ご婚約の記念になる指輪、時計などを中央にお飾りいただきます。


 高砂人形  (たかさごにんぎょう)
 ともに白髪になるまで仲睦まじく添い遂げるようにという意味で、以前は白麻を贈っていました。だんだんと記念に飾られる高砂人形へと変わりました。お二人の新居にケースを入れてお飾りいただくのが本来ですが、住宅事情で難しい場合は、「お嬢様の代わりにかわいがってください」という意味で、ご新婦様のご実家でお飾りいただくことも増えてきました。


 目 録 
 ご結納の品目、日付、お名前を記入します。七品(上記画像)が一般的ですが、ご丁寧になさる場合は、九品、十一品のセットもございます。最近は五品にされる方もいらっしゃいます。
 ※「目録」は品目を記入したものですので、品目数には数えません。

・日付は結納月日を書きますが、日にちを入れず「吉日」とされる方もいらっしゃいます。
       例 令和○年○月吉日

・お名前は、ご新郎様、ご新婦様を書きますが、名字だけにしてお家同士となさる場合もございます。
       例 鈴木家様  佐藤家

≪  目録例 ≫ 


当店では、日展書家が心を込めて筆耕いたしております。



 

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≪お取り扱い商品≫
●結納のし
●祝儀盆・ふくさ・風呂敷
●掛軸
●婚家へのお土産品
●金封
●念珠、お線香


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